史劇というより女の戦い

nostalji2014-12-03

韓国時代劇『インス大妃』を観了。首陽大君(キム・ヨンホ)が金宗瑞たちを殺して政権を握った癸酉靖難から燕山君(チン・テヒョン)が廃される中宗反正までを描いたドラマです。このドラマでも仁粋大妃を演じたチェ・シラの『王と妃』と同じですが、若き日の仁粋大妃(ハム・ウンジョン)と桃源君(ペク・ソンヒョン)との恋愛や、貞熹王后(キム・ミスク)との権力争い、廃妃ユン氏(チョン・ヘビン)の欲望など、新しい視点を取り入れています。『王と妃』の全186話に対してこちらは全60話なので様々な歴史的事件の描写は極めて薄いものになっていますね。
これまでは、どちらかというと好い人だった貞熹王后が嫁(仁粋大妃)をイビるいじわる母さんとして描かれており、キム・ミスクが巧いです。現在テレ東で放送中の『ホジュン〜伝説の心医』でもドジの母親役でホジュンやイエジンに対しての意地悪役。出世欲が強く、パク・クネ大統領とイメージが重なりましたよ。
画像は、仁粋大妃役のチェ・シラ。『海神』のジャミ夫人、『千秋太后』など、男が傅く権力を握る女性がピッタシの女優で〜す。