とばし読みだが

nostalji2014-12-06

大橋巨泉:著の『ゲバゲバ70年!』(講談社:2004年3月25日第1刷発行)を読了。多才ぶりを発揮して、ジャズ評論家・放送作家・タレントへと転身していった大橋巨泉の自伝です。私が彼の名を知ったのは、ラジオの深夜番組「ロミ山田ショー」で、チューナーを回していて偶然耳にしました。ロミ山田大橋巨泉も顔を見たのは、もっと後ね。大人の雰囲気が好きで、よく聴いていましたね。ビリー・ホリデーに興味を持ったのも巨泉が絶賛していたからでした。
巨泉が訳詞をしていたのは知らなかったなァ。それと、石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」の作詞もね。レコードでは監督の井上梅次の作詞となっているけど、その理由は書いていません。
“台本に金をかけないで、くだらないタレントのアドリブに頼っているから、我が国のテレビのショーは下落の一途”という意見には賛成。永六輔前田武彦、青島幸雄といった錚々たるメンバーが台本を書いていたのだから当時のバラエティが面白かったはずです。
最後の方は裏話もなく、自慢話的なものが多くなってきたのでとばし読みしましたが、番組制作の背景はよくわかりました。「11PM」「巨泉・前武のゲバゲバ90分」「クイズダービー」は懐かしい番組で〜す。