新番組ということで

nostalji2014-12-07

CATVのスーパードラマTVで始まった海外ドラマ『フォーリングスカイズ』を観る。スティーブン・スピルバーグが製作総指揮したサバイバルSFアクションです。主演は『ER緊急救命室』でカーター役だったノア・ワイリー。これまでスピルバークが製作したドラマ(『テラノバ未来創世記』『THE RIVER呪いの川』)は、それなりに面白くても製作費の割に視聴率がとれず、シーズン1で打切りなっていますが、これは現在シーズン4が放送中で、シーズン5(ファイナル)も製作決定しているので安心です。
物語は、地球がエイリアンに侵略された6ケ月後から始まります。人類は廃墟となった都市や郊外に仲間を求めて集結。マサーチューセッツの人々は市民軍を結成し、反撃のチャンスをうかがっていましたが市民軍第2連隊の隊長が戦死し、新隊長に軍隊の経験を持つウィーバーウィル・パットン)、副隊長に歴史学の教授をしていたトム(ノア・ワイリー)が任命されます。長男のハル(ドリュー・ロイ)たちとトムは食料確保のために出かけ、エイリアンに拉致されたトムの次男ベンを発見しますが……
ここ10年で海外ドラマは変革を遂げてきていますが、その一つがハリウッドのクリエーターたちのテレビ進出。スピルバーグだけでなく、マーティン・スコセッシの『ボードウォーク・エンパイア欲望の町』はヒット作になっています。デビッド・フィンチャーやスティーブン・ソダバーグも本格参入予定。彼らを後押しするのが、自由度の高い表現ができるケーブル局の存在です。ケーブル局の番組がエミー賞など主要な賞のノミネートの大勢を占めています。この番組もケーブル局TNTの製作。
ウォーキング・デッド』『レボリューション』、さらには『フリンジ』のファイナルシーズンに見られるようにサバイバル・アクションが新たなトレンドになっていますね。市民が武器を持って戦うというのは、銃もなければ徴兵制もない(戦い方を知らない)日本では成り立たないジャンルといえま〜す。