振出しに戻って

nostalji2015-01-12

録画保存していたテレビ西部劇『燃えよカンフー』の「さすらい人に刃が光る」と「石の心に愛を刻んだ」を観る。日本で放送された第1話と2話です。
「さすらい人に刃が光る」は、インディアンに家族を殺された少年ピーター(ブランドン・クルツ)を助けたケイン(デビッド・キャラダイン)はピーターの叔母が住むフェリーズビルの町に来ます。叔母の一家はろくでなしで、ピーターが無一文だったのでケインが金を盗んだと誤解してケインを襲撃。難なく襲撃をかわしたケインは、エミー(ララ・パーカー)という未亡人に雇われてピーターと彼女の農場で働くことになります。ケインは清国皇帝の甥を殺した殺人犯として清国から賞金がかかっており、賞金稼ぎのレーベン(ジョン・サクソン)が現れます。『燃えよドラゴン』で空手を見せたジョン・サクソンとの対決なので、カンフーアクションかと思いきや、平凡な格闘でした。
「石の心に愛を刻んだ」は、父親の生まれ故郷であるローズビルにやってきたケインは、石工をしている祖父(ディーン・ジャガー)と会いますが、祖父は家を出て中国に渡った息子を憎んでおり、ケインに冷たい目を向けます。町で牧師のセレニティ(ジョン・キャラダイン)と知りあったケインは、セレニティの教会建設に協力しますが……
ブルース・リージェット・リーのカンフーと比べると見るにたえないものですが、暴力否定の物語作りには奥深さがあります。