数少ない時代劇だが

nostalji2015-02-20

昨夜は、NHK木曜時代劇『風の峠〜銀漢の賦〜』の最終回を観る。根っからの時代劇ファンも満足できる作品でした。大河『花燃ゆ』は時代劇ファンの評判がよくないですが、ヒロイン中心の歴史描写には興味がひかれます。BS金曜時代劇の『雲霧仁左衛門2』もそれなりに面白いし、色々な試みをするNHKの時代劇製作には拍手をおくりたいですね。
でもって、『風の峠』ですが、原作が良いこともあるでしょうが、脚本がしっかりしています。前回ラストで蕗(桜庭ななみ)が追手に襲われたところで続きにするとか、ドラマチックな盛り上げ方が巧みです。結末も爽やかね。“一筋・二ヌケ・三動作”という言葉がありますが、まずは脚本。それと“三動作”の俳優の演技も良かったです。主演の中村雅俊柴田恭兵はもちろんのこと、脇をかためる高橋和也中村獅童平岳大池田鉄洋の男優陣だけでなく、麻生祐未、吉田洋の女優陣の時代劇の所作も決まっており見応えのある出来でしたね。時代劇は日本の文化で〜す。