時代劇にもペット世界が

nostalji2015-02-26

録画していた時代劇『猫侍』(2014年/監督:山口義高)を観る。百人斬りと恐れられる剣豪が、一匹の可愛い白猫に振り回されるコメディ時代劇です。
斑目久太郎(北村一輝)は加賀藩の剣術指南役でしたが、あることからクビになり、傘張りの内職生活をおくる浪人。ある日、米沢一家の若頭(戸次重幸)から相川一家の飼猫・玉之丞を斬って欲しいと頼まれます。米沢一家の親分・清兵衛(小野寺昭)は大の犬好きで、相川一家の親分・平八(斎藤洋介)が大の猫好きということから敵対関係にあるのね。久太郎は猫番の用心棒・島崎新右衛門(寺脇康文)を追い払い、玉之丞を斬ろうしますが斬れず、長屋に連れ帰ります。米沢一家の若頭(津田寛治)は親分に知られないように玉之丞の替え玉探し。久太郎は玉之丞を捨てようとしますが、玉之丞は久太郎が気にいったらしく……
テレ玉などUHF局や地方局が共同で製作したテレビドラマ(全12話)の映画化です。私はBSフジが深夜に放送した時に観ているんですが、久太郎と玉之丞の設定は同じでも、ストーリーはテレビの方が面白かったですね。バカ笑いできるギャグはありませんが、くすぐり笑いネタが充分に散りばめられていて楽しめました。テレビでは明かされなかったクビになった理由が解るのと、ラストの扱いは映画の方がいいかな。
北村一輝は殺陣の動作が良く(昨日の高良健吾の殺陣はリキンでばかりで太刀筋悪し)、もっと時代劇に出て欲しいです。ただ、キャラにあった役柄となると難しいかも。
ちなみに、この作品は意外に評判が良く、シーズン2が4月に放送され、映画も続編が秋に公開されるとのこと。時代劇ファンというより猫好きファンが多いのでしょう。
2月22日はニャンニャンニャンで猫の日。11月11日はワンワンワンワンで犬の日か?