視聴は家族から個人へ

nostalji2015-03-14

本日の朝刊朝日の別刷beの『サザエさんをさがして』のテーマは「ポータブルラジオ」。1950年代は家族皆で聴いていたラジオでしたが、60年代にテレビが普及するにつれ、ラジオはパーソナルなものになりました。日本最初のトランジスタラジオが1955年9月に売り出され、ラジオの小型化が拍車をかけましたね。60年代の中高生にとって、自分だけで聴くというのが一般的でした。試験勉強をしながら深夜放送を聴いたりしてね。
テレビも家族皆のものから、ビデオなどの普及により自分の好きな番組を観るようになり、現在は録り溜めしていたビデオを自分だけで観ています。
でもって、録画保存していたテレビ西部劇『燃えよカンフー』の「呪いの影に人が踊った」と「鉄拳は復讐の剣を折った」を観る。日本で放送された第18話と19話です。
「呪いの影に人が踊った」は、馬車が転覆して下敷きとなった老婆の頼みでケインは少年をメキシコの村まで連れて行きます。その村は邪悪な呪術師(エミリオ・フェルナンデス)が呪いで住民を恐怖に貶めていました。ケインは呪術師と対決して呪いの秘密を見破るのです。
画像は、エミリオ・フェルナンデス。『ワイルドバンチ』の残虐なマパッチ将軍役で、強烈な印象を残しました。
「鉄拳は復讐の剣を折った」は、インディアン青年に神の使いと間違われたケインが、青年の父を殺し、母を連れ去った武器密売団と戦う物語。復讐の一念に燃える青年に、殺人からは何も生まないことを諭します。密売団のボスは、正々堂々と闘うケインに敗れ、手下からも見放されるので〜す。