むさくるしい男ばかりだったので

nostalji2015-03-17

録画保存していたテレビ西部劇『燃えよカンフー』の「笛の音が旅立ちを祝った」と「愛の葛藤はわだちに消えた」を観る。日本で放送された第24話と25話です。
「笛の音が旅立ちを祝った」は、特殊な戒律のために町の住民から誤解されていることに悩むフート教の父(アンソニー・ザーブ)と娘をケインが助ける物語。落馬して骨折した少女を治療したことからケインはフート教徒のキャンプに滞在します。フート教徒は羊を連れて旅をしており、カウボーイたちから忌み嫌われているのね。町の住民も他人と接しようとしない彼らに好意を持っていません。病気の羊が出たことからカウボーイたちは彼らを追い出そうとしますが……
フート教というのは、徹底的に無抵抗主義で、悪の道に染まるのを恐れて外部との交渉を持たず、音楽などの娯楽も禁じています。アーミッシュがモデルかな。価値観の違いに悩む少女へのケインのセラピー物語です。
「愛の葛藤はわだちに消えた」は、パフォーマンスをしながらインチキ万能薬を売るニーボ(マット・クラーク)とシオドーラ(ダイアナ・マルドア)の馬車に同乗したケインが、屈折した男女の愛を実らせる物語。セムシ男のニーボはシオドーラに奴隷のごとく仕えていますが、シオドーラはケインも一瞬クラクラとするほど奔放に振る舞って男たちを惑わせます。お尋ね者のフランク(デビッド・キャナリー)がシオドーラを自分の物にしようと現れ……
ニーボの卑屈な愛を楽しんでいるシオドーラにもニーボに対する真の愛があることをケインはシオドーラに諭します。画像は、シオドーラ役のダイアナ・マルドア。1970〜80年代のテレビドラマではよく見かける顔で、アメリカの標準的美人顔ね。