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nostalji2015-05-11

西部劇DVDの『膝射ちサム』(1948年/監督:レスリー・セランダー)を観る。
ジョン・サンズ(ロッド・キャメロン)は鞍行商人のジェーン(キャシー・ダウンズ)と話していて新聞記者だった弟が殺されたことを知り、センチネルの町にやってきます。ジェーンは弟の婚約者だったのね。町は無法者のガーソン(リード・ハドレー)が支配しており、ガーソンの秘書ジューン(アン・グウェイン)と仲良くなったジョンはガーソンが弟を殺したことに気づきます。ジョンはガーソンに決闘を申込み……
85分の時間の中で銃撃シーンをバランスよく配置した典型的なB級西部劇です。ガーソンがジョンに「雨が止む前にこの町から出て行け」と言うセリフは、どこかに似たようなのがありましたな。日本公開時(1957年4月)は二本立ての添え物として短縮版で上映されています。冒頭のポーカーシーンや保安官との絡みはカットされたんじゃないかな。邦題の『膝射ちサム』ですが、日本公開時のキネマ旬報などの映画雑誌では主人公の名前はサム・トリガーになっているんですよ。配給会社が適当につけたのかも。
後年、監督として名をはせるブレーク・エドワーズが脚本に参加しているだけでなく、ガーソンの手下役で出演しています。レスリー・セランダーはこの作品が気に入ったらしく、1966年に自らリメイク(オーディ・マーフィ主演の『テキサス群盗団』)していま〜す。