懐かしのテレビ西部劇

nostalji2015-06-08

西部劇の友人から『Tombstone:The Town Too Tough to Die』と一緒に送られてきたDVD(テレビ西部劇)『シャイアン』を観る。
『シャイアン』は、1955年から62年にかけて7シーズン(全108話)放送され、57〜59年は年間視聴率20位以内(12位・18位・18位)を記録した人気ドラマです。日本でもKRT(現:TBS)系列で1960年5月から放送開始され、61年5月からは『シャイアン』に代わって『ブロンコ』が放送。そして、62年3月から『ブロンコ・シャイアン』となって隔週交代で復活しました。日本で放送されたのは全69話で、弟3シーズン以降のエピソードと思われます。というのは、テレビ放送される以前に、21本のエピソードが2本立て併映作品として劇場公開されているんですよ。今回観た「ロッキー山の決戦」も57年に公開されたエピソードです。
政府に頼まれてスミティ(L・Q・ジョーンズ)とショショニ族の土地を調査していたシャイアン(クリント・ウォーカー)は、戦いの狼煙が上がるのを見つけます。難を避けるために向かった岩山でマンソン(ロバート・ウィルク)をリーダーとする一団と出会います。駅馬車がインディアンに襲われ、シャイアンはマンソンたちと駅馬車から馭者と女性客のジョーン(アン・ロビンソン)を救出しますが、マンソンたちの狙いは駅馬車に積んであった大金。マンソンは土地に詳しいシャイアンに国境までの道案内をさせようとするのね。駅馬車が着かないため捜索に来たジョーンの恋人ブラッド少尉(ジェームズ・ガーナー)の騎兵小隊もマンソンに捕まりますが、インディアンの大群が襲ってきたため協力して戦います。立てこもった岩山は囲まれ、ジョーンと馭者を逃がすため、生き残った全員で囮となって突撃を提案するシャイアンを殺そうとしたマンソンは仲間に殺され、作戦決行。インディアンとの激しい戦いで全滅する寸前、騎兵隊が駆けつけ、シャイアン・スミティ・ブラッド少尉の三人が生き残ります。
シリーズ第1話ということで、シャイアンが両親をインディアンに殺され、シャアイン族に育てられということがジョーンとの会話で語られます。土地を奪われたインディアンが白人を憎むことも理解しており、できるだけ無用な争いを避けたがっていることもね。
テレビ西部劇『マーベリック』でブレイクする前のジェームズ・ガーナーが出演。このエピソード以外にも3エピソードに出演しています。ガーナーの部下の軍曹役でジョン・ドウセットが出演していましたが、武骨ぶりを発揮。南軍出身の無法者と北軍出身の騎兵隊士が力をあわせてインディアンと戦うというのは定番ですな。そして、最後に騎兵隊が駆けつけてくるというのもね。ワーナー製作なので、インディアン襲撃シーンなどは映画のフィルムを上手く使いまわしていま〜す。