キャラ違い

nostalji2015-06-10

テレビ西部劇『シャイアン』の「国境の決戦」と「他国者」を観る。
「国境の決戦」は、銀行強盗犯を追ってメキシコで悪党退治の物語。友人が銀行強盗のトムプソン(マイロン・ヒーリー)に殺され、シャイアン(クリント・ウォーカー)とスミティ(L・Q・ジョーンズ)はトムプソン一味を追ってメキシコの町にやってきます。トムプソンは暴力で町を支配しており、町民は彼らを憎んでいるものの、恐ろしくて何もできません。シャイアンの勇気ある行動に雑貨屋の娘ローサ(リサ・モンテル)は町民に一緒に戦うように呼びかけますが…… 
シャイアンの相棒役スミティはこのエピソードを最後に登場しません。後年、精神的にひねくれた悪役で存在感をしめすL・Q・ジョーンズですが、コメディリリーフ的な気の好い相棒役には向かなかったようです。あの目つきでは、ユーモアもブラックユーモアの方が似合っていますからねェ。
「他国者」は、理由なく町を追い出されそうになったシャイアンがその謎をつきとめる物語。プレーリースプリングスの町にやって来たシャイアンは、マクドナルド(レオ・ゴードン)という男から町を出て行くように脅され、不意打ちをくらって痛めつけられます。マクドナルドはカルバー判事(オンスロー・スティーブンス)の牧場の牧童とわかり、牧場に乗りこんだシャイアンはカルバー夫人(ドリス・ダウリング)と顔を合わし……
カルバー夫人は元娼婦で、町で見かけたシャイアンがそのことを憶えていると思ってマクドナルドに頼んだのね。マクドナルドもカルバー夫人の過去を知っており、夫人をゆすっています。秘密は知られることになりますが、カルバー判事は夫人の過去など意に介せず、マクドナルドもシャイアンに倒されてメデタシ、メデタシで〜す。