テレビ西部劇『シャイアン』の「西部の河」と「ジョニー・ブラボー」を観る。
「西部の河」は、インディアンに拉致された白人娘の救出物語。シャイアンは５年前にコマンチ族に連れ去られたエド・マッキーバー（トレヴァー・バーデット）の娘ルース（ロイス・コリア）とジェニー（ステファニー・グリフィン）の救出を砦の司令官から依頼されます。インディアン対策で兵士が不足しているため、営巣にいる囚人兵を率いることになるのね。頼りになるのはベイカー軍曹（レーン・ブラッドフォード）だけ。一行は夜陰にまぎれて姉妹を救いだしますが、ジェニーは酋長と結婚することになっており、彼らと一緒に帰ることを喜びません。コマンチ族の追撃は急で、ジェニーの鏡の合図で居所が知られて苦境にたたされます。ジェニーは脱走しようとして崖から転落。シャイアンは援軍を求めるべく、ベイカー軍曹とライアン（ハリー・ローター）を走らせます。日頃は仲の悪い二人でしたが協力して任務を全う。コマンチがジェニーの死体を探している隙に脱出に成功したシャイアンたちは、河の畔で追ってきたコマンチと戦うことに……
ガイ・マディスン主演の『フェザー河の襲撃』（１９５３年／監督：ゴードン・ダグラス）の焼き直しです。インディアン襲撃シーンは『フェザー河の襲撃』の使い回しですね。私が初めて観た３Ｄ映画で、矢がこちらに向かって飛んでくる映像はハッキリ憶えています。
「ジョニー・ブラボー」は、父親が恋人との結婚を許さぬ娘のためにシャイアンが一肌脱ぐ物語。腕を見込まれてマット・クローリー（ハリー・シャノン）の牧場で働くことになったシャイアンは、マットの娘モリー（ペニー・エドワーズ）と結婚させられようとします。しかし、モリーにはジョニー・ブラボー（カルロス・リヴァス）という恋人がいるのね。ジョニーはメキシコ人で、息子がメキシコ人に殺されたことからマットはメキシコ人を毛嫌いしていたんですな。おりしも、マットの牧場の一部を不法に占拠しているタガート（モート・ミルズ）一味と戦うことになり……
ジョニーがマットの命を救って結婚が許されるというありふれた物語で〜す。
