英国ドラマも面白い

nostalji2015-07-21

録画していた海外ドラマ『ドクター・フー/ニュー・ジェネレーション(全14話)』を観了。『ドクター・フー』は、50年以上の歴史を誇る英国のSFドラマで英国民なら誰でも知っているというテレビ・シリーズです。日本では『水戸黄門』みたいなものね。1963年に放送開始され、当初は子ども向けドラマだったため日本では知られることはなく、2005年に始まった新シリーズからアダルト向けの内容になり、2006年にNHKで放送され日本でも知られるようになりました。私が知ったのもNHKの放送からね。
主人公のドクター・フーは“タイムロード”と呼ばれる異星人で、宿主を変えることで生まれ変わることができます。今回のドクター・フー(マット・スミス)は11回目の蘇生。この設定はドクター役の俳優が交替するのに実に便利ですな。50年代の警察への通報用電話ボックスの形をした空間移動装置ターディス(外見と異なり中は広い)に乗り、過去や未来、宇宙の果てまで時空間を旅して事件を解決します。そして、必ず一緒に旅をする若い女性(今回はカレン・ギラン)がいて、ドクターとのチグハグな会話が面白いのです。
今シリーズではタイムパラドックス的なエピソードが多く、以前に増してSF色が強まっていました。チャーチルゴッホには笑えたな。画像は、ドクター・フーと宿敵ダーレク。当初は子ども向けだったのでオモチャのような造型ですが、宇宙一残忍な異星人なのですぞ。大人向けになっても、造型とのギャップが新たな面白さを生んでいま〜す。