日曜日は１週間のテレビ番組チェックの日。新番組と最終回ドラマ、それに映画ね。
韓国時代劇の『火の女神ジョンイ』（ＢＳフジ）が２９日に、『奇皇后』（ＢＳプレミアム）が８月２日に最終回を迎えます。ＢＳプレミアムの日曜９時枠は、『イサン』→『トンイ』→『王女の男』→『太陽を抱く月』→『馬医』と、韓国時代劇を放送してきましたが、『奇皇后』が最後となるかもしれませんね。これで未見の韓国時代劇の放送が全てなくなります。２００７年に放送された『海神（ヘシン）』から韓国時代劇に嵌まり、多い時には週に６作品も観ていた時がありましたよ。
日本と比べると文献が極めて少なく、考古学的検証も遅れている感じで、韓国時代劇は考証的にはおかしなところだらけでしたな。時代や国が違っても、装束や風俗はどれも一緒といった感じです。日本でも天武天皇以前の古代天皇の時代については謎だらけですが、７世紀頃に万葉仮名ができ、それが平安時代（１０世紀頃）に平仮名・片仮名に変化して普及したことで多くの文献が残されるようになりました。漢字しかなかった韓国では、朝鮮４代王・世宗が１４４６年に訓民正音（現在のハングル）を公布しましたが、文字の使用は支配階級の特権と考えていた両班たちは訓民正音を使わなかったので庶民に普及しませんでした。文献の殆どが公式文書で、日常生活を記した文献が日本と比べるとはるかに少ないわけね。それで想像たくましく、講談調ドラマになるので〜す。
画像は、『花たちの戦い』の後、ＢＳ−ＴＢＳで現在放送中（何度目かの再放送）の『大王世宗』です。韓国時代劇は色々放送されていますが、再放送ばかりとなりましたなァ。
