懐かしのテレビ西部劇『西部の勇者キット・カースン』のDVD7枚目と8枚目を観る。
#13「ナイフ投げの名人」は、土地領有を巡る裁判が行われることになり、知事の依頼でキット・カースン(ビル・ウィリアムス)が立合うことになるのですが、申立人の妻の夫が殺され、現場に残されていたナイフからカースンの相棒エル・トロ(ドン・ダイアモンド)が犯人にされます。脅迫状の筆跡鑑定で犯人逮捕ね。
#14「メキシコへの券」は、100万ペソの宝クジが当たったカンバン屋が襲われて、宝クジが奪われます。カースンとトロは画家を目指すカンバン屋の息子のために奪われた宝クジを追うのね。クジを奪った男は殺され、さらに殺して奪った男も殺されるという殺しの連鎖が面白い趣向です。
#15「地上げ屋との対決」は、公有地管理局に登録されていない土地は違法といって安く買いたたいたり、家畜を奪ったりする悪徳不動産屋の悪事をカースンとトロが暴きます。牛泥棒が牛の大群を運ぶキャトルドライブは他の映画からの使い回しですな。
#16「コレラの恐怖」は、カースンとトロがコレラ感染者の隔離を利用して土地を奪おうとする悪党と対決する物語です。
画像は、実在のキット・カースン。西部の道案内人として有名な人物です。カリフォルニアまでの道路発見に多くの足跡を残し、カースンの名を冠した街道や町が現在でも多く残っています。メキシコ人を相棒にした二挺拳銃のガンマンでないことだけは確かですな。