いろいろ盛り込んでいるが

nostalji2015-08-24

自分の持っているイメージと違うので録画したまま放ったらかしていた『GODZILLAゴジラ』(2014年/監督:ギャレス・エドワーズ)を観る。
1999年フィリピンで芹沢博士(渡辺謙)は巨大生物の骨とそこに寄生していたかのような物体を発見します。物体は二つあり、一つからは何かが抜出して海に向かった痕跡があるんですな。でもって、日本の地方都市にある原子力発電所が謎の振動と電磁波に襲われ発電所が破壊されます。芹沢博士の研究によると、古生代には今よりも高濃度の放射線で地球は覆われており、放射線をエネルギーとする怪獣が生息していたとのこと。放射線量が少なくなって怪獣は地底深く潜り込みましたが、原子力の開発により目覚めたんですな。事故から15年後、廃墟となった発電所で研究されていた物体はムートーと呼ばれる巨大怪獣となり、東へ向けて飛び去ります。ムートーはハワイを襲い、それを追ってゴジラが……
発電所の事故で母(ジュリエット・ビノシュ)を失ったブロディ(アーロン・テイラー・ジョンソン)一家を絡めて物語は展開していきます。本人は爆弾処理担当の軍人、父(ブライアン・クランストン)は個人的に事故原因を調べている科学者、妻(エリザベス・オルセン)はサンフランシスコの緊急看護師ね。ムートーは牡雌の二匹いて、一匹はハワイ経由で、もう一匹はラスベガス経由で繁殖のためにサンフランシスコで合流します。ゴジラはサンフランシスコでムートーとバトルです。
同じ要素で甦った怪獣が対決という図式は、平成ガメラ『大怪獣空中決戦』と同じ構図です。ムートーの顔も、どこかギャオスに似ていたしね。1998年の『GODZILLA』よりはるかに出来は良いのですが、ハリウッド版には感情移入できません。昔のスターは顔がデカかったのですが、最近は小顔になってきました。ゴジラも小顔になったなァ。