内容的には上出来

nostalji2015-08-26

リアルタイムで観ているので録画したまま放ったらかしていた『ゴジラVSビオランテ』(1989年/監督:大森一樹)を再見。
ゴジラが東京を襲ってから5年後、三原山で眠っているゴジラ復活の兆候が現れ、ゴジラ対策の有効な武器として5年前に新宿で採集したゴジラ細胞から抗核バクテリアが生成されます。抗核バクテリアを奪おうとした組織が三原山を爆発させ、ゴジラが復活。ゴジラはバラとゴジラ細胞と人間細胞の遺伝子配合で生まれたビオランテと対決した後、若狭原発へ向かいます。スーパーX2号でゴジラをくい止め、抗核バクテリアを射ち込みますが……
復活ゴジラシリーズの第2弾で、シリーズキャラであるテレパシー少女・三枝未希(小高恵美)の初登場です。今回の主要人物は、生命科学研究所の桐島(三田村邦彦)、その恋人の明日香(田中好子)、遺伝工学の第一人者・白神博士(高橋幸治)、G対策センターの権藤(峰岸徹)、スーパーX2号の指揮官・黒木(高嶋政伸)。スーパーX2号のオペレーター役で鈴木京香が出ていたなんて全く記憶にありませんでした。ビオランテの化身で白神博士の死んだ娘役で沢口靖子が特別出演。5年前は新人だった彼女も、この頃は大人気女優になっていました。
抗核バクテリアを巡る国際的陰謀部分のアクション演出は今イチですが、新怪獣の造型やゴジラとの格闘シーンの特撮映像はグッドです。物語もよくできており、単なる怪獣アクションとは一味違った納得のできるものとなっていま〜す。