今週のテレビ

nostalji2015-09-13

日曜日は1週間のテレビ番組チェックの日。新番組と最終回ドラマ、それに映画ね。
注目映画は、BS日テレが14日〜15日に放送する東宝の『宮本武蔵』三部作です。三船敏郎宮本武蔵ね。監督は稲垣浩で、戦前にも片岡千恵蔵の『宮本武蔵』三部作を撮っています。中村錦之助が主演した内田吐夢東映五部作と比べると一本調子で重厚さには欠けますが、モブシーンなどの躍動感は稲垣浩ならではです。この作品(第一部)が、『Sumurai』の英語題名で1955年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞していることは意外と知られていません。
二部以降は原作をかなり脚色しており、三船の武蔵は苦悩することなく剣一筋といった感です。そして、武蔵と同等の比重で描かれているのが鶴田浩二佐々木小次郎ね。歴代小次郎の中でも鶴田浩二はカッコよくて最高です。
BSジャパンの『松本清張・ミステリー時代劇』が15日に最終話を迎えます。松本清張の短編小説の中から12作品(「流人騒ぎ」「七種粥」「役者絵」「左の腕」「大黒屋」「山椒魚」「逃亡」「大山詣で」「虎」「雨と川の音」「赤猫」「町の島帰り」)をドラマ化し、4月から月2回の放送でした。有名どころの出演者は出ておらず、演技や所作に稚拙なところもありますが、限られた予算で時代劇を作るという意欲だけは買いたいで〜す。