時代劇SP

nostalji2015-09-17

先週放送された時代劇『剣客商売・陽炎の男』と『陰陽師』を観る。
剣客商売・陽炎の男』は、北大路欣也(小兵衛)、斎藤工(大治郎)、杏(三冬)、貫地谷しほり(おはる)、國村隼田沼意次)によるシリーズ第4弾。「陽炎の男」と「嘘の皮」を原作にしています。立回りは別として、所作・セリフは安心して観ていられます。立回りがサマになっているのは北大路欣也だけね。香具師の元締めの柄本明が好演で、物語に厚みが出ました。
陰陽師』は、夢枕獏の原作を読んでおらず、野村萬斎が主演した映画を観ているだけなので内容の違いはわかりません。文庫本で12巻もあるようなので、その中のどれかなのでしょう。でもって、ドラマの方ですがキャステイングが酷いです。見られるのは安倍清明市川染五郎ぐらいで、源博雅堂本光一染五郎の相手としては線が細すぎます。表情も乏しいしね。青音の山本美月はダイコンそのもの。少しも美麗じゃないし妖しさもありません。敵役である道満の國村隼ケレン味がなく、悪役の魅力が出ていません。期待外れでした。