ご飯には

nostalji2015-09-19

本日の朝刊朝日の別刷beの『サザエさんをさがして』のテーマは“ふりかけ”。ふりかけといえば、本文にもあるように丸美屋の「のりたま」ですね。魚を主役にしてゴマや海苔を用いたものばかりだった時代に、敢然と卵を主役にした「のりたま」が発売されたのが1960年でした。他のふりかけが20円の時代に20グラム入り30円という価格設定でしたが、卵が高級な栄養食品というイメージ(当時の卵の価格は1個10円)を持っていたのと、実際のおいしさで60年には3億円あまりだった丸美屋の売上が、61年には5.7億円、62年には11.2億円と伸びていきました。
テレビCMの効果も大きく、同社がスポンサーだった『お笑いタッグマッチ』で出演者の一人であった桂伸治(現:桂文治)が、「いいタマ、ノリタマ」と言うCMを今でも憶えていますよ。それと、人気アニメ『エイトマン』のスポンサーだったことで、「のりたま」にエイトマンシールがつくようになり、子供たちの絶対的支持を受けました。おかずがあっても、ご飯にふりかけね。
ご飯に付きものといえば、坂本九がCMしていた東海漬物の「きゅうりのQちゃん」や、三木のり平をモデルにしたアニメCMの「何はなくとも江戸むらさき桃屋江戸むらさき)」も忘れられませんなァ。