録画していたテレビ西部劇『荒野のピンカートン探偵社』の16話と17話を観る。
#16「吹雪の中の真実」は、13人が犠牲になった密造酒の蒸留所火事の裁判のため密造者がアナリー(ジェニファー・パダヴィック)の店の2階の部屋に拘束され、ピンカートン探偵社が護衛します。部屋の下の酒場では被害者の家族や裁判の見学者が集まっていますが、カンザスシティは吹雪で閉ざされて判事が到着しません。護衛していたケンジ(ディーン・フジオカ)が撃たれ、ウィル(ジェイコブ・ブレア)が犯人を射殺。ウイスキー会社の社長に煽られてリンチ騒ぎが起こりますが、ケイト(マーサ・マックアイサック)は火事が放火であることをつきとめ……
リンチ騒ぎを煽る奴が犯人というのは西部劇の定番で、ミステリーとしての意外性はありません。ウィルが鏡に映っていることに気づいて犯人の抜き射ちより先に銃を抜く趣向が面白かったです。
#17「自由と誇りのために」は、黒人部隊のコックの黒人女性が拉致されて殺されます。黒人部隊の指揮官から捜査を依頼されたケイトとウィルは、内部調査をするためにジョン(レイ・ストラカン)にコックとなって潜入捜査するように依頼。ケイトは殺された女性の肌にあった焼印から、虐殺を逃れた黒人だったことをつきとめます。女性は仲間の奴隷を虐殺した犯人を目撃しており……
黒人部隊は“バッファロー・ソルジャー”と呼ばれ、ジョン・フォードの『バッファロー大隊』で有名になりましたね。