毛色が変った

nostalji2015-10-27

録画していた『プリズナー・オブ・パワー 囚われの惑星』(2008年/監督:フョードル・ボンダルチュク)を観る。地球人が他の惑星を支配し、宇宙旅行が当り前となっている2157年、イケメンマッチョマンの地球の若者が謎の惑星で大活躍のSFアクションです。日本公開が2012年だったのは、ロシア映画だからかな。
宇宙旅行中のマキシム(ワシリー・ステパノフ)は隕石事故により惑星サラクシに不時着します。乗っていた宇宙船は爆発し、マキシムは住民に捕まり、親衛隊のガイ伍長(ピョートル・フョードロフ)に連行されますが、途中で“ニュータイプ”と呼ばれる種族に襲われ、負傷したガイ伍長を救出して脱出。ガイの妹ラダ(ユーリヤ・スニギーリ)と知りあったマキシムは、この惑星が軍事独裁政権“匿名の父”たちによって支配されていることを知ります。ラダと愛しあうようになったマキシムは親衛隊候補になりますが入隊を拒否。処刑されるところを逃げ出し、反政府組織の“ニュータイプ”に匿われます。マキシムは、政府が“ニュータイプ”対策にあらゆる場所に設置している“防衛塔”でもって民衆をマインドコントロールしている事実を知り……
マーベルコミックのようなタイトルクレジットに始まり、内容も脅威の身体能力を持つ主人公が活躍するハリウッド製ヒーロー物に近いのですが、どこか理屈っぽいのはロシア映画の特徴ね。社会批判はサブで、特撮アクションがウリです。車のデザインなどはSF的で、昨日観た『ダイバージェント』より楽しめました。画像は、主演のワシリー・ステパノフ。