12月といえば

nostalji2015-12-26

色々な待ち時間の合間にしこしこ読んでいた津本陽:著の『新忠臣蔵』(光文社時代小説文庫:1999年7月25日第3刷発行)を読了。
数多くの歴史小説を書いている著者の作品とあって、「徳川実記」をはじめとする数十にもおよぶ史書の他、浪士の書簡文が引用され、実証性の高い内容になっています。そのため軽く読み飛ばすわけにいかず、読み終えるのに時間がかかりました。
浅野内匠頭の刃傷理由や大石内蔵助の討ち入り理由は、従来の史観に拠っており、新説・異説は出てきません。小説というより歴史検証で〜す。