ドラマ化されていないので

nostalji2016-01-07

帰京の新幹線で読みかけだった佐伯泰英:著の『代官狩り』(日文文庫:2003年8月25日第3刷発行)を読了。狩り(夏目影二郎始末旅シリーズ)の2作目です。現在15作(最終作)まで刊行されていますがドラマ化されていません。
主人公の夏目影二郎は鏡新明智流の達人で、殺人を犯して遠島になるところを勘定奉行に出世した父のはからいで秘密裏に解き放たれます。そして、父の密命をおびて、権力をかさにきた悪事を暴き、悪党狩りをするのです。信長愛用の南蛮外衣の長合羽に一文字笠、腰には法城寺佐常が鍛えた大薙刀を磨いて鍛え直した太刀を帯び、旅から旅へ。
本作では、天領内の不正を調べていた勘定奉行所の役人が殺され、影二郎は疑わしき天領の探索および悪代官始末のために信濃路を旅します。謎の暗殺集団が影二郎を襲い、壮絶な戦いが演じられま〜す。