3作目の難しさ

nostalji2016-01-15

録画していた『96時間/レクイエム』(2014年/監督:オリヴィエ・メガトン)を観る。家族のために闘うスーパー親父が活躍するシリーズ3作目です。
ヨーロッパの犯罪組織を壊滅させた元CIA捜査官のブライアン(リーアム・ニーソン)は、娘(マギー・グレイス)と元妻(ファムケ・ヤンセン)との絆を取り戻しますが、元妻が何者かに殺され、ブライアンに殺人容疑がかかります。元妻の現在の夫スチュアート(ダグレイ・スコット)が犯罪組織に狙われていたことからブライアンは、ドッツラー警部(フォレスト・ウィテカー)の執拗な追跡をかわしながら、娘を守り、真犯人を追いかけるのね。そして、黒幕をつきとめますが……
前2作は家族が拉致され、96時間という制約があったのに対し、今回はありません。その分、緊張感が薄れていますね。黒幕は誰だ、というミステリー要素を付加しても、途中で予想がつきます。警察を出し抜くブライアンと、間抜けな警官たちを指揮するドッツラー警部との絡みが一番の見どころでしたな。3作目となると、どのシリーズ物でも同じですが、新鮮さがなくなり、歯切れが悪くなり、観客も前作以上の期待感を持ってしまうので、ガッカリすることが多いで〜す。