久方ぶりに

nostalji2016-02-02

録画していた『007 ドクター・ノオ』(1962年/監督:テレンス・ヤング)を再見。初公開時の題名は『007は殺しの番号』でしたな。007シリーズの第1作目で、前評判はたいしたことはなかったのですが、公開されるや評判になりました。私はリアルタイムで観ておらず、後になって悔しい思いをしました。
フロリダ(ケープカナベラル=ケネディ宇宙センターのある所ね)で発射されたロケットが怪電波によって妨害・誘導され、そのことを調べていた英国秘密情報部のジャマイカ支局長が殺されます。ロンドン本部は事件を重視して、殺しの許可(00ナンバー)を持つ諜報員ジェームズ・ボンドショーン・コネリー)をジャマイカへ派遣するのね。ボンドは調査を進めていき、美女(ウルスラ・アンドレス)とよろしくやりながらスペクターの幹部ドクター・ノオ(ジョゼフ・ワイズマン)の島に潜入しますが……
現在の視点からするとアクションは緩いですが、タイトルデザイン、音楽、風景、ボンドガールと魅力が一杯。そして、ショーン・コネリーの存在が大きいですね。ボンドといえば、やっぱりショーン・コネリーですよ。当時としては全く無名の俳優でしたが、英国紳士の物腰とウィット、甘さと野性味のある立ち居振る舞いは007にピッタシ。最近は脱毛してツルツル肌(筋肉を綺麗に見せるためか)の男ばかりになりましたが、当時は胸毛が男のセックスアピールだったんだよなァ。