今度は

nostalji2016-02-04

録画していた『007/ゴールドフィンガー』(1964年/監督:ガイ・ハミルトン)を再見。この作品の頃からスパイブームが全盛となり、映画だけでなくテレビやマンガにまで007の亜流が出現するようになりました。東レ帝人が、007の商標登録をめぐって激しく争っていたのもこの頃でした。結局、007ルックとボンドルックで決着したんじゃなかったかな。
お話しは、英国の金が密輸ルートで大量に流出している背後に億万長者のゴールドフィンガー(ゲルト・フレーベ)がいることをつかんだ英国秘密情報部はジェームズ・ボンドショーン・コネリー)に調査を命じます。ボンドはゴールドフィンガー接触し、フォートノックスにあるアメリカの金を放射能汚染させる計画をさぐりだしますが……
爆破によって革命家ラミレスの陰謀を砕くオープニング・シークェンスに始まり、あの手この手のアクションの連続。戦闘服の下は白いタキシード、全身金粉の美女の死体、各種新兵器を備えたアストン・マーチン、用心棒(ハロルド坂田のキャラが秀逸)の殺人ハット、ゴールドフィンガーの作戦室など、ガイ・ハミルトンは外連味たっぷりに描いています。残念だったのは、ボンドガールが全体的に地味だったことね。メインのオナー・ブラックマンは1925年生まれで、この作品の時は39歳。オバサンですよ。
画像は、『おしゃれ(秘)探偵』のオナー・ブラックマン。『おしゃれ(秘)探偵』は1961年から69年まで放送された英国の人気ドラマで、オナー・ブラックマンは第2と第3シーズンに主演して人気スターになりました。『おしゃれ(秘)探偵』は日本でも放送されましたが、ダイアナ・リグが主演した第4シーズンからね。ちなみにダイアナ・リグは、『女王陛下の007』のボンドガールで〜す。