ついでに

nostalji2016-02-16

西部劇DVDの『最後の砦』(1951年/監督:ルイス・R・フォスター)を観る。南北戦争時のニューメキシコを舞台にしたロナルド・レーガン主演の西部劇(劇場公開時の題名は『最后の砦』)です。
南軍大尉のヴァンス(ロナルド・レーガン)は騎馬隊を率いて、サンタフェ街道で物資を運ぶ北軍輸送隊を襲っています。弟が襲っているとも知らずに南軍騎馬隊を取り締まるためにやって来たのが、ヴァンスの兄である北軍大佐のジェブ(ブルース・ベネット)ね。南軍攻撃を名目にアパッチに武器を売っていた悪徳商人のマクラウド(ジョン・リッジリー)が不良品を売ったことからジェロニモに殺され、ジェロニモ北軍の駐屯地であるサンギルの町で投獄されます。北軍がアパッチを味方にしようとする計画を知ったヴァンスはアパッチが南北の戦いに介入しないように酋長たちと交渉。ヴァンスに酋長たちから出された条件がジェロニモ救出で、ワシントンから来た北軍将校に変装したヴァンスは部下のカルホーン(ノア・ビアリー)とタッカー(ビル・ウィラムスア)を連れてサンギルの町に乗り込みます。町には兄のジェブや、マクラウドの妻になっていたヴァンスの昔の恋人ジュリー(ロンダ・フレミング)がいて……
最後まで主人公と敵対する悪党がおらず、全体的に緊張感のない盛り上がりに欠ける作品です。クライマックスのジェロニモ救出にきたアパッチとの戦いは意外と迫力あるものになっていますが、それだけね。主人公に主義主張がなく、兄弟敵味方の関係といっても仲よしこよしなので温るま湯につかっている感じです。凡作!
画像は、ロナルド・レーガンとロンダ・フレミング