観るものがなく

nostalji2016-02-19

録画していた『王の涙 イ・サンの決断』(2014年/監督:イ・ジェギュ)を観る。第22代朝鮮国王正祖(イ・サン)暗殺未遂事件(丁酉の逆変)をモチーフにした韓国時代劇です。
国王に即位したばかりのイ・サン(ヒョンビン)は、老論派を牛耳る先代王・英祖の後妃で正祖よりわずか7歳年上の義理の祖母・貞純王后(ハン・ジミン)によって絶えず暗殺の危険にさらされていました。イ・サンが心を許せる家臣は護衛隊長のホン・グギョン(パク・ソンウン)と少年の頃からイ・サンに一途に仕えてきた宦官のカプス(チョン・ジェヒョン)だけ。理想の治世を実現するため、イ・サンが老論派排除に動き始める中、老論派は闇の組織の元締め(チョ・ジェヒョン)を通じ、当代一の刺客ウルス(チョ・ジョンソク)を使ってイ・サン暗殺を企てます。そんな中、カプスの暗い過去が明らかになり……
イ・サンの周りで繰り広げられる人間模様に散漫なところがあり、所々で退屈しますが、ヒョンビンは好演しています。テレビ時代劇『イ・サン』でイ・サンの恋人役だったハン・ジミンがこの作品では珍しく悪女役。『イ・サン』でのソン・ソヨンの可愛いイメージが強くてピンときませんでした。ミスキャストですね。アクションシーンは悪くないですが、脚本がねェ。