これで最後

nostalji2016-04-24

録画していた韓国時代劇『群盗』(2014年/監督:ユン・ジョンビン)を観る。
一部の官僚や貴族による搾取と弾圧で貧しい民衆が苦しんでいた朝鮮王朝末期、屠畜人のトルムチ(ハ・ジョンウ)は武官のユン(カン・ドンウォン)から殺しの仕事を頼まれます。しかし、妊婦だったことから殺すことができず、怒ったユンはトルムチの母と妹を惨殺。自分も殺されかけるところを、腐敗した政権打倒を掲げる智異山の盗賊団チュソルに救われます。トルムチは彼らの仲間となり、名前もトチと変え、武術の修行に励み、ユンへ復讐するために生まれ変わっていきますが……
ユンがメチャクチャ強くて、盗賊団が束になってかかってもかなわないのね。ユンをどうやって倒すかが、この映画の焦点です。そして、超一流の腕と才を持ちながら庶子だったために宮廷での出世は望めず、財力によって権力を得ようとするユンの悪逆非道が差別社会によるものという政治批判にもなっています。色気なしの硬派時代劇ですが、チャンバラシーンは見応えありますよ。
本日は母のケアハウス入居。家はそのまま残しておくので、定期的に帰省して、片付けや様子見を行う予定です。