西部劇続きで

nostalji2016-05-09

録画していた『スロウ・ウエスト』(2015年/監督:ジョン・マクリーン)を観る。ニュージーランドでロケをした劇場未公開のイギリス製西部劇です。
愛する女性ローズ(カレン・ピストリアス)を追って1870年の米国へやって来た16歳の少年ジェイ(コディ・スミット・マクフィー)は、西部に向かいますが強盗に襲われ、救ってくれたサイラス(マイケル・ファスベンダー)という男を用心棒に雇います。ジェイはスコットランドの貴族の家柄で、ジェイと親しくする小作のローズを懲らしめようとするジェイの叔父がローズの父との諍いで事故死したことからローズと彼女の父親は米国に逃亡したのね。ローズと父親には2000ドルの賞金がかかっていて、ジェイとサイラスの後を賞金稼ぎの一団が追います。ジェイはローズの家を見つけますが……
最初は、世間知らずの坊ちゃん(ローズにとってジェイは恋人でなく弟的存在、「西部の歩き方」というハウツー本に頼っている)と、世間ずれしたガンマンのカルチャーギャップが面白かったのですが、途中から妙にシリアスになり、最後は「こんなの有り?」という予期せぬラスト。人生は甘くな〜い。