再び西部劇

nostalji2016-05-13

西部劇の友人が送ってくれた西部劇DVD『フォート・デファイアンス』(1951年/監督:ジョン・ロウリンズ)を観る。復讐に来た男が敵の弟と親密になり、彼を守るために戦う日本未公開の西部劇です。
南北戦争が終わり、元北軍兵士のベン・シェルビー(ベン・ジョンソン)は、味方を裏切って降伏し、仲間や彼の弟を死においやったジョニー・タロン(デイン・クラーク)に復讐するためタロン牧場にやってきます。ジョニーは帰ってきておらず、盲目の弟ネッド(ピーター・グレイブス)と叔父のチャーリーが牧場を守っているのね。ジョニーが帰ってくるまでベンはタロン牧場で働くことにしますが、純朴なネッドと接しているうちに親近感を持ちます。ネッドもベンを兄のように慕い、ジョニーが銀行強盗中に死んだという連絡を受け、ネッドと牧場を共同経営することを決意。しかし、ジョニーに恨みを持つパーカー一味が牧場を襲い、チャーリーは二人を守って殺されます。折しも、居留地への移住を拒むインディアンが蜂起し、ベンとネッドがフォート・デファイアンスの町に避難する途中、死んだと思っていたジョニーが帰ってきて……
インディアンの襲撃あり、無法者との対決ありと、オーソドックスな西部劇です。駅馬車を襲ったインディアンが駅馬車を囲んでグルグル回りながら攻撃するところや、味方が次々倒れていき、もはやこれまでと思われた時に騎兵隊が駆けつけてくるのは、50年代までの西部劇の定番中の定番ね。演出に特筆すべきところはありませんが、よき時代の西部劇として楽しめま〜す。