トンデモランド

nostalji2016-05-31

録画していた『トゥモローランド』(2015年/監督:ブラッド・バード)を観る。“トゥモローランド、それは人類の未来を救う鍵。いま、運命の3人にすべてが託された”というSF映画です。
1964年のニューヨーク万博でフランク少年(トーマス・ロビンソン)は、アテナ(ラフィー・キャシディ)という不思議な少女に出会い、彼女からTマークのピンバッチを渡されます。現代のフロリダでケイシー(ブリット・ロバートソン)は、NASA宇宙センターに侵入して捕まり、解放された時に手荷物の中からTマークのピンバッチを発見。ケイシーがバッチに触れると未知なる世界が現れます。バッチを指から離し、現実に戻った時、アテナが現れ、全てが可能になる場所トゥモローランドに訪れたいならフランクに訪ねるように誘われるのね。そのフランク(ジョージ・クルーニー)こそ、少年時代にアテナによってトゥモローランドに導かれた少年。トゥモローランドの支配者ニックス(ヒュー・ローリー)は人類滅亡を望んでおり……
少年フランクがディズニーのパビリオン“イッツ・ア・スモールワールド”からトゥモローランドへ導かれた時はSFファンタジーかと思いましたが、トゥモローランドが異次元世界で、アテナがトゥモローランドを発展させる人間をリクルートするロボットだなんて、オイオイですよ。人類滅亡のシナリオが、わかったようなわからん理屈で、最後はお決まりの破壊アクション。前半部分のミステリアスな緊張感が、謎がわかりだしてからは普通のSFアクションね。「諦めなければ夢は叶う」という少年・少女向けファンタジーなら理屈は必要な〜し。