予定調和だが

nostalji2016-06-03

録画していた『ラン・オールナイト』(2015年/監督:ジャウム・コレット・セラ)を観る。息子を守るために殺した相手がマフィアのボスの息子だったために、息子ともども命を狙われることになった元殺し屋の逆襲を描いたクライム・アクションです。
ジミー・コンロン(リーアム・ニーソン)は凄腕の殺し屋でしたが、今は酒浸りの毎日。殺人を目撃した息子のマイク(ジョエル・キナマン)が命を狙われ、マイクを救うために殺した相手がマフィアのボスで親友だったシェーン(エド・ハリス)の息子だったことから、復讐に燃えたシェーンに狙われることになります。シェーンの手下だけでなく、買収された警官や殺し屋まで動員してジミーだけでなくマイクまで狙うシェーンに対してジミーは、長年シェーンやジミーの犯罪を追っていたハーディング刑事(ヴィンセント・ドノフリオ)に連絡をつけ……
一人息子を失って人生に絶望したエド・ハリスの復讐から、リーアム・ニーソンが真面目に働いている息子とその家族を守るためにタフネス親父ぶりを見せる映画です。ブルックリンを中心とした夜のニューヨーク・ロケがギャング世界の雰囲気を上手くだしており、ワンパターン的な作品に良い味付けをしていました。ニック・ノルティがニーソンの叔父役で出演。昔なら刑事役なんでしょうが、すっかり老いたという感じでした。ハードボイルド的役者たちに満足、満足。