題名が似ていたので

nostalji2016-06-15

録画していた『マッド・ガンズ』(2014年/監督:ジェイク・パルトロー)を観る。干ばつによる水不足が深刻化している近未来を舞台にした、荒れ地で暮らす家族の物語です。
アーネスト(マイケル・シャノン)は、娘メアリー(エル・ファニング)・息子ジェローム(コディ・スミット=マクフィー)と、雨が降って再び地上が緑に覆われる日を夢見て荒野の一軒家に暮らしています。ある日、水源の発掘作業員に配給物資を運ぶ運送ロボットをメアリーの恋人フレム(ニコラス・ホルト)に盗まれ、アーネストは物資を盗んだ疑いをかけられ、フレムを追跡。しかし、事故に見せかけられてフレムに殺されます。フレムはメアリーと結婚し、水源から水を引くことにも成功し、アーネストが持っていた農地を再開。運送ロボットが帰巣システムにより製造会社に戻り、ロボットの記憶データから父の死の真相を知ったジェロームはフレムと対決する覚悟を決め……
冒頭でアーネストが水を盗みにやってきた二人の男をいきなり撃ち殺すので、水をめぐるアクションが展開するのかと思いきや、丁寧な人物描写による人間ドラマでした。予想は外れたとはいえ、地味ではあるものの手抜きのないしっかりした作り方で、低予算作品といえども観応えはありましたよ。『マッド・マックス怒りのデス・ロード』に出演(白塗りだったので最初はわからなかった)していたニコラス・ホルトがこの作品でも複雑な心情演技をしていま〜す。