続いて

nostalji2016-06-16

録画していた『ゾンビ・マックス!/怒りのデス・ゾンビ』(2014年/監督:キア・ローチ=ターナー)を観る。マッド・マックスのコスチュームをした主人公がゾンビと戦う、題名からしてバチもののホラー・アクションです。
多数の流れ星が目撃された夜、突然、人間がゾンビになる異状現象がおこります。ゾンビに襲われた妹ブルック(ビアンカ・ブラッドリー)からの電話によりバリー(ジェイ・ギャラガー)は妻子を連れて町から脱出。しかし、妻子はゾンビとなり、やむなく二人を射殺し、他の生存者ベニー(レオン・バーチル)たちとブルックの住む町を目指します。一方、ブルックは武装した一団に拉致され……
登場人物のコスチュームや、ショットガンなどの小道具、自動車などがマッド・マックス風なだけで、内容は新手のゾンビ映画です。ゾンビに噛まれるとゾンビになるのや、ゾンビを倒すには脳の破壊という定番に、ゾンビになると地球上のエネルギーを吸収するという新手を加えています。ゾンビの血液や口から出すガスにゾンビウィルスが含まれているだけでなく、可燃性なのね。ウィルス抗体のある血液A型RHマイナスの人以外は空気感染によってゾンビになります。ワクチンを作り出すためにA型RHマイナスの人を拉致する政府機関の人間はガスマスク着用。人体実験されたブルックがゾンビを操る超能力を持つようになるのは理屈を必要としないB級映画の面白さです。粗っぽい演出ですが、ゾンビを燃料として使ったり、いろいろユニークな設定は評価できま〜す。