昨日に続き

nostalji2016-06-24

テレビ時代劇『琴姫七変化』DVDボックスの「音無しのかまえ(前・後編)」と「むささび団(前・後編)」を観る。
「音無しのかまえ」は、琴姫が高柳又四郎と対決する物語。幕府講武所師範役に高柳又四郎(上杉高也)と千葉周作(市川男女之助)が候補にあがり、試合をさせて決めようということになりますが、千葉周作が現れず、高柳又四郎が師範役になります。又四郎の傲岸不遜な態度に、琴姫は又四郎に試合を挑み、又四郎の“音無しのかまえ”に敗れます。琴姫(松山容子)は、現れなかった理由を尋ねに千葉道場を訪問。又四郎に挑戦しようとする周作の娘・竜(川保まき)を打ち負かし、周作の弟子・藤田小四郎(手塚茂夫)から周作の真意を知らされます。そして周作から“音無しのかまえ”を破る方法を伝授され……
琴姫は柳生新陰流の免許皆伝。その琴姫が千葉竜や高柳又四郎と対決するのが見どころです。高柳又四郎は実在の人物ですが、ここでは彼をモデルにした『大菩薩峠』の机龍之介のイメージですね。藤田東湖の息子で後に水戸天狗党の首領になる藤田小四郎も実在の人物ですが、時代的には全くあいません。
「むささび団」は、若い女性を誘拐するむささび団を琴姫が退治する物語。むささび団による誘拐が江戸の町を震撼させており、むささび団の正体とさらわれた娘たちを捜すために琴姫が乗りだします。琴姫の前に謎の渡世人・桜の政(片岡彦三郎)が現れ、辰五郎(秋葉浩介)と共に琴姫の手助けをしますが……
プロレスラーのような覆面にズボンにブーツ、腰にはガンベルトというむささび団のコスチュームが印象に残ります。馬に乗って現れ、武器が拳銃なので、琴姫も刀でなく二挺拳銃で対応。西部劇タッチのへんな作品で〜す。