再び道中記

nostalji2016-07-01

テレビ時代劇『琴姫七変化』DVDボックスの「千両渡し(前・後編)」と「嵐を呼ぶ馬車(前・後編)」を観る。
「千両渡し」は、盗賊と結託する川役人を琴姫が成敗する物語。大井川の川役人・並木長七郎(天野刃一)は、島田宿を襲って5千両を奪った盗賊団を逃がすために川留めにします。不審に思った琴姫(松山容子)と大塚四郎(松本錦四郎)が調査を開始。並木を母の仇と狙う弔いのお俊(川保まき)が現れて……
岡っ引きに変装した琴姫の十手の立回りは満足できますが、川人足相手の水中アクションは川が浅いのが見え見えで効果をあげていませんね。大井川を舞台にしているのに残念。
「嵐を呼ぶ馬車」は、御用金を狙う盗賊団と琴姫が退治する物語。松ヶ崎代官所の秋月兵部(沢井謙二)が馬車で1万両の御用金を運ぶことになります。兵部の同僚・北川内記(上杉高也)は、盗賊団・疾風の十字兵衛(天野刃一)と通じており、金を十字兵衛に奪わせ。兵部失脚を企図。御用金運送を見張っていた琴姫と大塚四郎は内記の怪しい動きに気づきます。弔いのお俊は盗賊団に潜入し……
最近の時代劇では見ることがなくなった馬を使ったアクションが満載。低予算で製作なので出演者は馬に乗れることが条件だったのでしょう。松山容子もスタンドインなしで見事な手綱さばきを見せていましたよ。前話から弔いのお俊の妹・お千代役で扇ひろ子(当時の芸名は乗松ひろみ)が出ていま〜す。