テレビ時代劇『琴姫七変化』ＤＶＤボックスの「黒コマの秘密（前・後編）」と「姫君万才」を観る。
「黒コマの秘密」は、家督相続をめぐる御家騒動を琴姫が解決する物語。宇都宮藩主・戸田斉友（上杉高也）の正室・お松の方には子がなく、斉友は１０年前に城を追われた側室の子・友千代を捜し出して家督を継がせようと考えています。斉友の病気見舞いにきた琴姫（松山容子）は、斉友からそのことを聞かされ、友千代を捜すことになるのね。友千代である証拠は、黒コマとその中に隠されている友千代の手形。お松の方と家老（天野刃一）はお松の方の弟に継がせようと考えており、ひょんなことから黒コマを手に入れた弔いのお俊（川保まき）が刺客に襲われます。お俊と出会った琴姫と大塚四郎（松本錦四郎）は、友千代を見つけだしますが……
よくある御家騒動エピソードですが、御落胤の証拠が、回すと家紋が浮き出る黒コマとその中に指紋のついた手形が隠されているというのが面白いです。それがラストのドンデン返しにつながり、悪党たちは成敗されるのね。
「姫君万才」は、琴姫が城に帰る途中で起こる騒動記。将軍・家斉（海江田譲二）に命じられて城に戻る途中で、若衆姿を男と間違われて商家の娘（佐治田恵子）に惚れられ、追いかけまわされます。乱暴を懲らしめた中間（出水憲司）には家来にしてくれと付きまとわれ、ほうほうの態で江戸城帰還。もう何処にも行きませんといった琴姫でしたが……
琴姫のキュートなウインクで幕を閉じる最終回で〜す。
