さらに遡って

nostalji2016-07-13

友人が送ってくれたDVD『大学の石松・太陽族に挑戦す』(1956年・東映/監督:小石栄一)を観る。「ぐれん隊征伐」と前後編になっており、「太陽族に挑戦す」は後編にあたります。開巻で前編の粗筋がありますのでこの作品だけ観ても支障はありません。複雑な内容じゃないしね。
昭和大学の石田松夫通称石松(高倉健)は、空手の達人。ケガをした拳闘部の選手の代わりに出場した関東大会の試合に勝って大阪で行われる日本選手権に出ることになります。清水教授(山形勲)が持っていた遠征費の入ったカバンをすり替えられたことから、応援団長の大政(高木二朗)とバイト探し。バイト先で愚連隊をやっつけ、石松に惚れたクリコ(小宮光江)をはじめとする女性たちに追われることになります。一方、すり替えられたカバンの中には麻薬入りのチョコレートが入っていたために清水教授は麻薬団に拉致されます。ここまでが前編ね。
石松は友人の千春(園ゆき子)の紹介で外人女性彫刻家の邸の芝刈りのバイトをします。石松を見そめた彫刻家は石松を誘惑。彼女が麻薬入りのチョコレートを持っていたことから様子を探ります。マネキン会社の鬼沢(藤井貢)が彫刻家を脅しているのを目撃した石松は、鬼沢が麻薬団のボスであることをつきとめ……
やたらと女性にもてる健さんが、群がる女性を振り払い、悪党退治をするという、それだけの物語で〜す。