本日も

nostalji2016-07-14

友人が送ってくれたDVD『大学の石松・女群突破』(1957年・東映/監督:小石栄一)を観る。
昭和大学の卒業式、落第19回の鬼吉(中村是好)もやっと卒業できますが、就職したのがピカリ金融というインチキ会社。様子を見にきた石松(高倉健)は、会社に押しかけた人たちに事務員のカネ子(小宮光江)と共につるしあげられます。社長が出資者の金を持ち逃げしたのね。父のなけなしの金を失ったという神戸愛子(宮田悦子)に同情した石松は、大政(高木二朗)と愛子の興業を手伝うことにします。音楽部の三波(南廣)も加わり温泉町へ出発。石松を追ってカネ子と千春(園ゆき子)もやって来ます。芸者・豆千代(大川恵子)の紹介で劇場は確保するものの、愛子の父親が資金を持ってどこかへ行ったために石松たちは大前田リン子(清川虹子)の鉱山で資金稼ぎ。愛子の父親がピカリ金融社長一味に拉致されたことがわかり……
デビューして1年後の健さんが、学生服姿で悪党退治をする青春アクションです。デビューした56年に健さんは10本もの作品に出演しており、東映大泉の現代劇がスター不足だったことがわかります。
画像は、健さんと大川恵子。大川恵子は第3期ニューフェース(ちなみに健さんは第2期)で、当初は大泉撮影所の所属でしたが時代劇向きということで東映京都へ移動。お姫さまスターとして活躍します。当時の東映は時代劇優先で、時代劇に向かない役者だけが東京に残されたという感じで〜す。