最後に

nostalji2016-07-15

友人が送ってくれたDVD『高度7000米恐怖の四時間』(1959年・東映/監督:小林恒夫)を観る。殺人犯が乗客に紛れ込んだ旅客機を舞台にしたサスペンス映画です。
健さんは、羽田発札幌(千歳)行きのダグラスDC−3の機長・山本圭三ね。妻の死目にも会えなかった仕事一途の男。この機には山本の妹(丘さとみ)の恋人である副機長の原(今井健二)、山本に密かに想いをよせているスチュワーデスの大野みどり(久保菜穂子)と大野の後輩スチュワーデス並木蓉子(小宮光江)が乗員しています。殺人犯として警察から手配されている木田(大村文武)が乗客として乗り込み、隣席の石川和子(中原ひとみ)がそれに気づいたことから……
乗客たち(代議士の殿山泰司、新聞社の加藤嘉と風見章子の夫婦、左卜全と岡村文子の老夫婦、一人旅の少年、中原ひとみに恋しているライバル会社の梅宮辰夫など)のプロフィールが端的に描かれ、警察(神田隆)の捜査を交えてテンポよく展開していきます。
乗客の安全を守ってハイジャックした殺人犯と対決するのが一つの見せ場。DC−3の機体性能を利用して捕まえるのですが、機内で発砲された銃弾によって車輪が出なくなるのが二つ目の見せ場です。現在の航空状況からみると何じゃコリャといった内容ですが、当時の航空状況なら、さも有りなんですな。当時の航空状況が分かって楽しめま〜す。