娯楽になるのか

nostalji2016-08-14

ダビングして持って来た『ハンガー・ゲーム』(2012年/監督:ゲイリー・ロス)を観る。全米の若者から熱狂的に支持されたベストセラー小説の映画化で、全米で大ヒットした作品です。第4部まで一挙放送されたので、話のタネにね。
独裁国家ネムは最先端都市キャピトルと12の隷属地区で構成されています。独裁大統領スノー(ドナルド・サザーランド)は反乱抑止を目的に、全12地区から12〜18歳の男女一人ずつを選出して最後の一人になるまで殺し合いをさせる“ハンガー・ゲーム”を毎年開催。その一部始終が全国に生中継され、キャピトルの住人の娯楽になっていたのね。第74回ハンガー・ゲームが開催されることになり、第12地区のカットニス(ジェニファー・ローレンス)は恋人ゲイル(リアム・ヘムズワース)と別れ、妹プリム(ウィロー・シールズ)に代わって志願し、男子で選ばれたピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)とともに出場します。キャピトルに到着した二人は、専属スタイリストのシナ(レニー・クラヴィッツ)や教育係のヘイミッチ(ウディ・ハレルソン)によってゲームを有利に進める指導を受けますが……
視聴者の動向によってルールが変更されるのがミソね。独裁者といえども民衆への影響を無視できないのです。狭い空間での戦いや、安っぽいCG、若手俳優によるB級映画ね。こんな映画で大ヒットとは、製作者は笑いが止まらないだろうなァ。