好きなので

nostalji2016-08-25

帰省の留守中に友人から届いた西部劇DVD『インディアン征路』(1951年/監督:バイロン・ハスキン)を観る。許婚者を殺した男を追って第七騎兵隊に入った男が、インディアンとの戦いを通じて復讐心を捨てていくという物語です。
ジョン・ヴィカース(エドモンド・オブライエン)は許婚者を殺した3人組の銀行強盗の一人を倒し、残りの二人が第七騎兵隊に入隊していることをつきとめます。ジョンはオハラ軍曹(フォレスト・タッカー)の分隊に配属されますが、オハラこそ目指す仇の一人だったのね。オハラはジョンに気づかれたと思って仲間だった雑貨屋の主人クエイド(ディーン・ジャガー)に相談し、隊を脱走。クエイドも娘のモリー(ポリー・バーゲン)がジョンと親しくなっていることから店を売って西へ向かう幌馬車隊に加わります。しかし、幌馬車隊の護送隊長がジョンだったことから……
復讐物というより、砦の生活やインディアン討伐がメインの騎兵隊物です。幌馬車隊がインディアンに襲撃され、捕虜となったジョンたちが先に捕まっていたオハラの勇敢な犠牲で脱出。クエイドはインディアンの待ち伏せをカスターに知らせに行って、カスターともども戦死と、復讐は無しね。戦闘場面は多いですが、バイロン・ハスキンの演出は間延びがしていてアクション・シーンは今イチ。主演のエドモンド・オブライエンはズングリした体形で西部劇のヒーローといった感じはありません。それに終始ショッパイ顔をしているのも気に入りませ〜ん。