これも日本人が出ていたので

nostalji2016-08-30

録画していた韓国映画『狼たちのバラード』(2013年/監督:チン・ヒョンテ)を観る。日本(高知)でオールロケした劇場未公開の犯罪アクションです。
K(ヨン・ジョンフン)、テツヤ(北村一輝)、ジュノ(イ・ジフン)、ユンジ(キム・ヨンフン)は日本における韓国裏社会の組織の一員。組織には3人の幹部がいて、日本のヤクザの傘下に入るかどうかでもめています。Kたち4人がヤクザと抗争したため、幹部の一人が殺され、組織は反ヤクザと親ヤクザに分裂。殺された幹部の報復に出た4人のうち、顔を見られたテツヤが警察に捕まります。テツヤを助けることができなかったジュノとKの仲が亀裂。テツヤの保釈金を稼ぐためにヤクザ相手にKは強盗し、ジュノは内部の裏切者を探りますが……
友情と復讐を扱った出来の悪い香港ノワールといった感じですな。Kと恋人(チェ・ジョンウォン)との絡みにドラマがなく、ダラダラした展開でまとまりがなく、日本を舞台設定した意図もわからず、何じゃコリャです。北村一輝は韓国語を話せない(だけど韓国語はわかるらしい)在日三世という設定で、仲間の3人は日本語がわかるようですが、一輝が日本語で喋り、他の3人が韓国語で喋る会話は違和感でいっぱい。韓国人が観ても変だと思うでしょうね。北村一輝でなくていいんですよ。はっきり言って三流のヘンテコ作品で〜す。