サザエさんをさがして

nostalji2016-09-03

録画していた東宝映画『サザエさんの結婚』(1959年/監督:青柳信雄)を観る。江利チエミのシリーズ5作目です。
父(藤原釜足)と母(清川虹子)が銀婚式の祝いで日光へ旅行に行ったサザエさん江利チエミ)の留守宅へ大阪の叔母さん夫婦(花菱アチャコ浪花千栄子)が訪ねてきます。サザエさんの家に下宿している息子のノリオ(藤木悠)の様子を見に来たのね。ノリオは学友のハマ子(横山道代)とラブラブで学生結婚するつもりです。大反対する叔母さん夫婦とノリオをサザエさんが巧く調停。大阪に転勤になっているマスオさん(小泉博)が、社長(志村喬)の息子(平田昭彦)と結婚する友人の悦子(安西郷子)の披露宴に出席するために東京に来ます。サザエさんはマスオさんの東京転勤のことを聞くために、ノリオの後の下宿人・平目スナ子(雪村いづみ)と人間ドックで入院している社長と直談判。マスオさんの東京本社勤務が決まり、サザエさんはマスオさんと晴れて結婚へ……
ワカメ役が松島トモ子から猿若久美恵に替わりました。メインストーリーにサザエさん一家の四コマ漫画的ギャグを入れて、夢想シーンなどで江利チエミの歌を聞かせるという構成に変化なし。雪村いづみ東宝のニューフェースという役どころで、東宝スタジオでのミュージカルシーンがあります。加東大介司葉子が本人役でカメオ出演ね。ラストの結婚披露パーティーのシーンではこれまでの作品に登場した伊佐阪先生の三木のり平山田真二たちが出演、賑やかな顔ぶれになっています。
本日の朝刊朝日・別刷り“be”の「サザエさんをさがして」は、洗濯板。映画でも、これまでの作品にはサザエさんの家には電気洗濯機はなく、サザエさんは足踏みや洗濯板で洗濯していましたねェ。