新たなる三部作

nostalji2016-11-30

録画していた『スター・ウォーズ:フォースの覚醒』(2015年/監督:J・J・エイブラムス)を観る。SF映画史に多大な影響を与えた“スター・ウォーズ”の新シリーズです。
ジェダイの帰還”から30年後、闇の力は悪の組織ファースト・オーダーを生み出し、全宇宙を支配しようとしています。レジスタンスのレイア将軍(キャリー・フィッシャー)は、最後のジェダイであり兄であるルーク(マーク・ハミル)の行方を捜索。レジスタンスのパイロットのポー(オスカー・アイザック)は、砂漠の惑星ジャクーでルークの居場所が記された地図を受け取りますが、ストームトルーパー隊の襲撃を受け、ドロイドBB−8にデーターを託します。ポーは暗黒戦士のカイロ・レン(アダム・ドライヴァー)に捕まりが、ストームトルーパーの脱走兵フィン(ジョン・ボイエガ)に助けられ、ジャクーへ。逃亡に使ったXウィングが撃墜され、ポーとフィンは離れ離れになります。家族の帰りを待ち続けているレイ(デイジー・リドリー)がBB−8を見つけ、ポーに頼まれてBB−8を探しているフィンと出会います。二人はストームトルーパー隊に襲われ、古物置場にあったミレニアムファルコン号で脱出しますが、ハン・ソロハリソン・フォード)が現れ……
ルーカスの手を離れ、ディズニーに移ったせいか、ルーカスの持つ創造性が失われていますね。デススターの破壊なんて、シリーズ第1作(時の流れでは第4エピソード)と同じような内容じゃありませんか。クローンだったストームトルーパーが子供の頃に拉致されて殺人教育を施された人間という設定にしているのは、イスラム国の影響かな。政治的意図が伺えて気に入りません。
J・J・エイブラムスは商業監督としては一流で、IMAX、3D、D−BOX(座席が動く)を考慮した映画作りをしていることは2D画面でもよくわかります。前提条件(何故ファースト・オーダーが力をつけたのか、何故カイロ・レンが闇の世界に入ったのか)は軽くすっ飛ばして、アトラクション・アクションの連続ですからね。それにしても、金はかけているとはいうものの、映像面での進化には驚かされま〜す。