討ち入り記念日

nostalji2016-12-14

録画していた『古館トーキングヒストリー〜忠臣蔵、吉良邸討ち入り完全実況〜』を観る。古館伊知郎が、赤穂浪士の吉良邸討ち入りの歴史の謎を、スタジオ・トーク、再現ドラマとその実況という形式で解き明かす歴史バラエティーです。
スタジオには磯田道史がゲスト出演しており、明快な解説をしてくれます。再現ドラマは東映京都撮影所に吉良邸を再現。討ち入りは臨場感あふれるものになっています。キャストは、大石内蔵助緒形直人吉良上野介に西村雅彦、原惣右衛門笹野高史など。堀部弥兵衛役で福本清三も出演していましたよ。
吉良が庭の離れにある炭小屋でなく、台所にある炭収納部屋に隠れていたというのは、昔から知られていた(NHK大河『赤穂浪士』にも出てくる)ことで驚くことではありませんが、吉良の家来たちが居住する長屋に鎹を打ち付けてすぐに戦いに参加できなくしたというのは、初めて知った事実でした。吉良の家来は屋敷内に3〜40名、長屋に100名以上いたらしいのですが、長屋にいた士分は30名くらいで後は戦闘員でない中間・足軽ね。戦闘力の高い堀部安兵衛不破数右衛門などの裏門隊が吉良の護衛役のいる屋敷内に突入し、表門部隊は戸を壊して長屋から出てくる連中を弓矢や槍などで待ち伏せ。用意周到な作戦だったので〜す。
討ち入りの謎がテーマなので、浅野内匠守の吉良刃傷の原因については言及していませんが、吉良が浅野に向かって「黙れ、小童ぁぁ!」と言ったからじゃありませんかねェ。(笑)