懐かしのヒーロー

nostalji2016-12-25

七色仮面』のDVDボックスをゲット。『七色仮面』は、NET(現テレビ朝日)系列で1959年6月3日から12月30日まで放送された東映が製作したテレビ映画です。原作は『月光仮面』の川内康範。映画版『月光仮面』を製作した東映が新たな連続テレビ映画の企画を川内に依頼し、当時片岡千恵蔵の人気シリーズだった“七つの顔の男”をモチーフにして作り上げました。川内の仏教思想をとりいれ、七色仮面は菩薩像をモデルにした仮面になっています。七色に輝くのは人間にとって最も大切な、智・仁・愛・力・徳・忍・義の七つの心を表しているのね。
テレビの原版は残っていませんが、風小僧と同様に東映特別娯楽版として劇場公開用にした編集してブローアップ版のフィルムが残っています。早速、第一部:コブラ仮面の「七色仮面(1959年10月13日公開)」と「恐るべき復讐(1959年10月20日公開)」を観る。
不気味な蛇笛の音とともに木ノ村という男(陶隆)が殺されたところから始まり、孤児院を営む海堂(松本染升)を狙うコブラ仮面の手下の万吉(潮健児)と鉄(岩城力)が暗躍します。コブラ仮面の正体が6年前に暴れ回った海賊コブラ安藤三男)で、木ノ村と海堂はコブラを裏切って財宝を持ち逃げしたのね。殺された男は木ノ村の双子の兄で木ノ村は生きており……
事件を調査していた名探偵・蘭光太郎(波島進)がコブラ仮面の罠にはまり、拳銃で撃たれた上に列車に轢かれて姿を消します。代わりに現れたのが七色仮面ね。コブラ仮面のバカでかい顔が印象に残りま〜す。