今年も終わりですが

nostalji2016-12-31

DVDボックス『新・七色仮面』の「毒蜘蛛に手を出すな(全7回)」と、「日本は狙われている」の第1回を観る。
列車内で毒蜘蛛による殺人事件が発生。竜造寺博士(斉藤紫香)に届ける仏像が盗まれます。発見者は女子高生役の太地喜和子ね。蘭光太郎(千葉真一)は、死因が毒蜘蛛に仕掛けられたシアンガスによるもので、事件の背後にいる国際的犯罪組織に気づきます。毒蜘蛛と名乗る組織は蘭光太郎に挑戦し、竜造寺コレクションを奪うために悪だくみをしますが……
毒蜘蛛は中東の秘密国家の組織で、団員の古代エジプト兵のような制服がユニークです。首領のサガレン大総裁(陶隆)はミイラのような仮面をつけています。とにかく、七色仮面に出てくる悪党たちの仮面はどれも奇抜で、それだけで楽しめましたね。ただ、「日本は狙われている」の暗黒大帝の仮面は、レッドジャガーの流用です。内容的には軍事利用できる発明を国際的な組織が狙うという、最終エピソードにふさわしいもので、フィルムが残っていないのが惜しまれます。
それにしても、死んだはずなのに「七色仮面は不死身だ!」の一言で片づけてしまう無敵ぶり、捕まえようと思えば捕まえることができるのにむざむむざ逃がして悪党に反省の機会を与える優しさ、自分で捕まえることができるのに警官隊に捕まえさせる奥ゆかしさ、七色仮面こそ真の日本人ヒーローなので〜す。(笑)